今月のチラシ

新鮮市場

「世界一のトマト」を目指して

生産者インタビュー INTERVIEW

生産者5つの想い

西農園

代表 西正倫さん

「やりたいことを探していたら、農業にたどり着いた」と話す、代表の西正倫さん。

西農園では主に約8種類のトマトを生産しており、日々トマトだけに愛情を注いでいます。

トマトを生産し始めて約一年、試行錯誤されながら日々おいしさを追求されています。

今は採算を度外視しても、「美味しいトマトをたくさんの方々に届けたい」という

西さんの夢は「世界一美味しいトマトをつくる」ことだと言います。

01 運命的に農業へ

元々は福岡で一般企業に勤めていたのですが、やりたいことを探していたら農業にたどり着きました。
元々実家が農業を営んでいましたが、家業を継ぐつもりはなかったので自分でやりたいことをやろうと独学で始めたんです。

ただ、生まれたころからこの土地で育ったので結局農業をやることになったと言うのも運命を感じますね。

まだ一年目ですが、楽しんで出来ています!

02 トマトへのこだわり

現在はトマトだけに絞って時期により8種類のトマトを生産。
トマトに取り組んだ理由は、やっぱり量が採れるし差別化もしやすいと考えて。だから徹底的に美味しいトマトを作ろうと試行錯誤しています。
ここの土地は砂地で水もよく切れる。それとトマトは約90%が水分で出来ているので「水」には特にこだわります。地下水では水質が悪くなると安全性に問題が出るので、うちではコストは相当かかりますが水道水を使っています。そうやって、品質と安全を担保できるようにこだわって作っています。

味についてわかりやすく言うと、糖度は10度以上を目指しています。今はチェックするのもレーザーでピピっと出来るので、簡単に測れます。
時期や種類によりすべてが10度以上に持っていくのは困難ですが、「美味しい」と思えるものはたいてい10度以上になるので、やはり皆様に「いつも美味しいトマト」を提供できるように頑張りたいと思います。

03 今は価格よりもたくさんの人に届けたい

農業をはじめてから、新鮮市場さんには自分から売り込みに行こうと考えていましたが、市役所を介してご紹介していただき取引をさせていただくことになりました。
過去には大手量販チェーンと取引していたこともありましたが、現在は地元に根付いてやっていこうと考えています。
新鮮市場さんは、取引量や価格についてこちらの都合をよく考えてくれますし、取引にストレスがなくやりがいを感じます。自分も価格についてはあまりこだわりがなく価格が高騰してお客様が困っているのであれば、うちのは下げてもらって全然かまわないと思っています。それより、たくさんの方々にうちのトマトが届くことを嬉しく思いますので。

04 これからの農業について

これから農業は厳しい状況になっていくと言われますが、自分はそれほど悲観していない。農業従事者は高齢化し確かに減ってきているけど、その分一軒当たりの農地規模が大きくなっていますし技術の進歩により、人手をかけず効率的で品質の高い生産が可能になってきています。むしろ生産量は上がっているのではないでしょうか。その中で、これから農家として生き残っていくためにはこだわりを持って「他とは違う」ものを提供していかなければならないと思っています。その意味では自分もまだ30代ですから、もっともっとチャレンジしようと思いますが周囲には止められます(笑)
今は吉敷に新しい農地を持ったので少し手を広げたのですが、まだそこでとどめています。今を準備期間として、これから更にチャレンジしていきたいと思います。

05 結びに

最近では農家でのつながりもSNSを活用し、そこで情報を得られたりコミュニケーションが出来るのでネットの力も大きいと身近に感じています。今回はせっかくの取材日が雨だったのとちょうど収穫直後だったので、あまり良い写真を撮ってもらえなかったのが残念です。今度是非ハウスの中も撮影に来てください!

インタビュー 一覧へ